城所祥「人間像」木版
駒井哲郎「人間像」エッチング
城所祥「静物(赤いポット)」板目木版
城所祥「梔子」木口木版
城所祥「麻布と五つのリンゴ」木版
展示風景
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2019年3月25日(月)― 4月5日(金)日曜休廊
11:00~18:00(土曜、最終日は17:00まで)
東京都八王子市出身で、昨年は青梅市美術館で没後30年を記念した展覧会も開催された木版画家城所祥(きどころしょう)(1934‐88)は、現代版画が最も盛んだった1960年代~80年代に、知的な画面構成を特徴に活躍した作家です。
八王子の家具製造を家業とする家に生まれた城所は、幼いころから木を彫ることを身近に成長し、板目木版、木口木版の両方に取り組み、そのどちらにおいても優れた作品を残しています。
また、城所は、同時代の版画家や詩人と組み、何冊もの詩画集や版画集の制作に中心的にかかわりました。1966年に日本美術家連名の企画で出版されたミニアチュア版画集「人間像」もその一つで、城所祥のほか、当時活躍していた駒井哲郎、池田満寿夫など8名の作家による小品版画集です。
今回は、城所祥の作品と共に、この版画集に収められた「人間像」8作品も併せてご紹介します。