城所祥「聴く、深くはるかなものを」展

城所祥「聴く、深くはるかなものを」展

 

1998年

 

木口木版画詩画集「鳥」より

詩 三好 豊一郎

没後10年、53歳まで、板目、木口木版、抽象、具象と完成度の高い作品を数多く残して駆け抜けていかれた、城所祥。

本展覧会では、1963年より、木口木版画を制作、彼の自然への慈愛に満ちた・生命感溢れる1971年の作詩画集「鳥」を展示致します。

彼の作品は、西洋の亜流ではなく、一つの絵画性をもち、独特の世界が開かれています。

 

城所祥

1934年 東京都八王子市に生まれる。

1957年 早稲田大学卒。版画家を志す。

1959年 養清堂画廊で個展。

1961年 日本版画協会会員となる。

1964年 東京国際版画ビエンナーレ出品。

1967年 サンパウロ国際版画ビエンナーレ出品。

1968年 武蔵野美術大学講師を'78まで務める。

1971年 日和崎尊夫、山本進、柄沢齊、栗田政裕と「鑿の会」を結成。

       画集「鑿」刊行。

       文化庁在外研修員としてパリ、ジュネーブに滞在。(~'78)

       パリのギャラリーイクオで個展。

1978年 金沢市立工芸大学講師を'87まで務める。

1979年 渡米、シカゴのジャパン・インフォメーション・センターで個展。

1981年 日本現代版画展(ロンドン)出品。

1984年 仙台、大阪、東京で個展。

1986年 木口木版画五人展(日動画廊)、

       現代版画の表現と技法展(練馬区立美術館)に出品

1988年 53才で没す。

1989年 養清堂画廊で遺作展。

1990年 日動アネックスで個展。

1991年 大阪セントラルギャラリーで個展。

1992年 本の宇宙展(栃木県立美術館)出品。

       鑿の会(和光ホール)に出品。

 

[主な所蔵美術館]

大英博物館、パリ国立図書館、東京国立近代美術館、青梅市立美術館、町田市立国際版画美術館

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